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2020年7月24日金曜日

息を吹き返したピアノ

本日も雨☔

ピアノ含む
すべての楽器にとって
厳しい毎日です。

そのような中
一昨日
調律師さんにお越しいただけました。


調律へ入る前に
まず
汚れがたまってしまったところのクリーニング
及び
鍵盤が重くなっていた
その原因究明です。

鍵盤を引き出しのように取り出して
ピアノのふたの上に乗せました。


あらすごい。
空っぽに!


ピアノのふたの上に乗せた鍵盤です。
写真には写っていませんが
ハンマーと一体になっている
フックに
黒鉛が付着していました。
それを一つ一つ
調律師さんが
拭いてくださいました。



そして
鍵盤が重くなっていた原因は
鍵盤延長上の木製部分にある
赤いポチっとした小さなフェルトが
湿度で膨らんでいるためだろう…ということでした。
「滑りを良くしておきますよ~」
という調律師さんのお言葉でした。



クリーニングの後
調律に入り
若干、音が下がっていたのを
直していただき完了です。




これでやっと
レッスンでも
生徒のみなさまに
心地の良いタッチと音色で
ピアノを楽しんでいただけます。


本日も
いのうえピアノ教室ブログ『Capriccioso』を
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。



2020年7月17日金曜日

鍵盤が重い…😢

雨が続きますね。

この長期の雨で
ピアノへのダメージが顕著です。

生徒さんたちへ
申し訳なく思いながら
レッスンさせていただいています。


「鍵盤、重い…」
「鍵盤、押しにくい…」

苦戦しながら
ピアノに向かってくださっている
生徒さんたち。


これは
湿度が原因で
ピアノ内部の
フェルト部分と
木製部分が
膨張しているための現象と思われます。


「ごめん!
筋トレピアノだと思って
ちょっとだけ
我慢してくれる?
来週には
ピアノのお医者さん
来てくださるから。
調律師さん
来てくださるから。
直してもらうから…💦
許してっ!!」


「筋トレピアノ ( ゚Д゚)?!
…フフッ… (* ´艸`)」

笑顔になってくれるのが救いです。

その後は
その筋トレピアノに適応して
涼しいお顔で
弾き続けてくださっています。



来週水曜日以降の生徒さんには
軽やかに奏でられる
ピアノを
お楽しみいただける予定です。

調律師さん
お待ちしています!


本日も
いのうえピアノ教室ブログ『Capriccioso』を
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。








2020年7月5日日曜日

『そぅ と はなす』


オンラインレッスンから
通常スタイルの
対面式レッスンへの移行に伴い
生徒さんと
久しぶりに対面できることに
胸を躍らせている今日この頃です。


対面式再開の初回レッスンにて
生徒さんから
オンラインレッスン中に
取り組んだ
楽譜を見せてもらうと
胸が熱くなってしまいます。

私が伝えたことを
生徒さんご自身で必死に記入した
楽譜への書き込み。

どの生徒さんの楽譜からも
「先生の代わりに
しっかり書かなきゃ!」
という
何とも言えない
けなげさが
伝わってくるのです。

先週
対面式レッスンへ
久しぶりに足を運んでくれた
小学2年生のKくん。
楽譜への書き込みの言葉に
思わず
ほおが緩んでしまいました。

『そぅ と はなす』

こう書かれていました。

そこは
優しさやかわいらしさを表現する
長いフレーズの一区切りの箇所。
ていねいに弾くことが求められる
とても表現の難しいところです。

私は
オンラインレッスン時

「そこは、ていねいにね。
音を鳴らした後は
そ~っと、鍵盤から指を放すかんじでね。
Kくん、楽譜に書けるかな?」

と言うと
Kくんは
すぐさま鉛筆を手にし
ちょっと考えこみ…
何やら一生懸命
書き込みしてくれていました。
その後ろ姿は
とても印象的でした
(オンラインレッスンでは
右斜め後方からの撮影をお願いしているため
書き込んだ内容までは
見ることができませんでした。)

そして迎えたKくんの対面式レッスン初回。

こちらが
お伝えした以上に
じょうずに脱力のできた手首の使い方にて
良い音を奏でて
演奏ができていました。

まさに
『そぅ と はなす』
の奏法でした。


Kくんのその曲は
もちろん合格となりました。



今週は
どんな楽しい対面式レッスンが
待っているのでしょうね。
ワクワクします。

本日も
いのうえピアノ教室ブログ『Capriccioso』を
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。