本日も
いのうえピアノ教室ブログ『Capriccioso』を
ご覧いただきありがとうございます。
とつぜんですが…
今回の題のように
「Piano , Piano!(ピアノ、ピアノ!)」
と言われたら
どう解釈されますか?
「音量を抑えて弱く演奏するのね。」
でしょうか?
私も、もちろん強弱記号として
とらえます。
ところが…
私がこの言葉に遭遇したのは
ピアノの演奏中ではなく
イタリア アマルフィ海岸が見える
開放的な階段でした。
(誤解が生じますね…💦
NHKのイタリア語講座の一場面です📺)
階段を勢いよく駆け上がる人に
後方から続く人が
はぁはぁ言いながら
行き絶え絶えにかけた言葉だったのです。
それを見ていた私は
…弱く?
…静かに?
え??なんで??
ドタバタ駆け上がっちゃいけない理由は…??
もしかして…老朽化が進んでいて、もろくなってるとか??
………………
番組のつづきを見てわかりました。
…なんと
ここでの【Piano】の使い方は
「ゆっくり」
だったのです。
辞書で調べてみると確かに
【Piano】には
「静かに」「ゆっくりと」「平らな」「階」
という意味があることがわかりました。
要するに、後ろからついて行った人は
「ゆっくり行って! ゆっくりと!」
と伝えたかったのです。
ピアノ |
そこで、ふつふつとわく新たな疑問…
この調子でいくと…
【Forte】は…
もしや…
「速く」という意味があるのでは?!
…調べてみたところ…
…やはり…
【Forte】には
「力強い」「丈夫な」「激しい」
…物理的に強い力を発揮できる能力があるという意。
要するに
「Forteで走りなさい。」
と言われたら
「速く走りなさい」
という意味になるということなのです。
フォルテ |
漠然と音楽用語として覚えていたのですが
幅広い意味を持つ
ピアノやフォルテ。
イタリア語を使う方が
この記号を見て演奏するときは
もっと深い解釈のもとに
音色を作り出すのではないかしら…
と思った一場面でした。
本日も、いのうえピアノ教室ブログ『Capriccioso』を
最後までお読みいただき
ありがとうございました。