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2025年4月13日日曜日

発表会お申込み




 一昨日、

7月21日開催の発表会申し込みの

締め切りを迎えました。


検討されている生徒さんが3名ほどいらっしゃり、

最終人数はまだ確定していないのですが…

昨年と同じか、ちょっと増えるかな?

というくらいの人数となりそうです。


申し込みにお書きいただいた演奏したい曲へのイメージや、

レッスン中でのご様子などを加味して、

生徒さんのお顔を思い浮かべつつ…

ここ数日は、

選曲のためピアノと山積み楽譜と過ごしています。

(この時間、結構好きです。

あっという間に数時間が過ぎます。)


なお、

早々に発表会参加の意思を明確にされた生徒さんの中には

「曲の完成度を高めたい!」と

先月から曲に取り組んでいただいている方も

数名いらっしゃいます。


これから発表会までの期間、

生徒さんにどんなご成長がみられるでしょうか。

私ももれなく、この数か月で生徒さんと一緒に

成長させていただきたいと思っています。

2025年4月5日土曜日

先生のほうが…

 

2月中旬のことです。

当時小学3年生(現4年生)のMちゃんが、

馬の跳躍や走っている様子などが生き生きと曲に反映されている

『ギャロップ』

という曲に取り組むことになったので、

「こんな感じの曲だよ」

と弾いてお聴かせしてみたところ…

まんまるの目をして

「すごい!かっこいい!速い! 

ひけるようになったらかっこいいけど…でも…むり…」

と、その時は及び腰でした。


でも、しっかり譜読みをして

この二か月弱で

テクニックも表現力もマスターして

生き生きとした『ギャロップ』に仕上げることができました。


先週のレッスンでは、

しっかり暗譜までして

弾き終えて膝に手を終えた後、

Mちゃんが大満足の表情でいらしたので

「Mちゃん、二か月前、なんて言ってたか覚えてる? 

こんなにじょうずになって! すごいじゃない!」

と言うと

恥ずかしそうに下を見ながら

「え…あの…でも…先生のほうがじょうず…だよ…」

と。


…なんて、謙虚なんでしょう (* ´艸`)♡


Mちゃんの

生き生きとした元気いっぱいの『ギャロップ』、

すごくかっこよかったよ!





2025年3月16日日曜日

『雨だれ』~ショパン~


 ショパンの曲には

表題がついていることが多いのですが、

実は、ショパン本人は

音楽に具体的な表題をつけることを反対していた人でした。

奏者が表題のイメージに縛られてしまうのではなく、

音そのものを大切に演奏することを望んだからなのです。


とはいえ…

ショパンの曲の表題は、ストンと落ちるような

絶妙なタイトルばかり…

なかなかうまくつけられています。


そのうちの一つの『雨だれ』。

この曲の作られた背景が

まざまざと目に浮かぶような名曲です。


現在、

この曲に取り組んでいる

中学2年生のNちゃん。


『雨だれ』のイメージに合った音を出したい!

曲の情景を理解して弾きたい!

ショパンが音に込めた想いを引き出す演奏がしたい!


という意欲に満ち溢れていらっしゃって、

集中してレッスンを受けるのはもちろんのこと、

ご自宅では、

練習に励むだけでなく、

CDやYouTubeをじょうずに活用し、

曲のイメージを膨らませて

レッスンに臨んでいらっしゃいます。


レッスンにて

曲の場面やショパンの心情をお伝えし、

楽譜のアナリーゼをして説明すると、

Nちゃんは

スポンジが水を吸うように理解し、

すぐさま音に反映するのです。


この曲に対してここまで

面白い反応を示してくださった生徒さんは

過去に何人いたかしら…

と思うほどです。


どんな

『雨だれ』の仕上がりとなるでしょうか。

楽しみでしかありません!!

2025年3月8日土曜日

さようならを…


 

昨日、

レッスンへいらした小学3年生のHくん。


レッスンが終わりごあいさつが済むと、

付き添ってくださったママのところに駆け寄り

何やら相談をしているご様子。


(私に話したいことでもあるのかなぁ?

何かあったのかなぁ?)


と、次の生徒さんのレッスンを環境を整えながら

ご様子をうかがっていたところ…


ママが

「実は!! 昨日、さようならしてきたんです (*^-^*)」


と、とても嬉しそう。


(んんっ? 悲しいお別れではない、何かいいことがおきたのかな?)


「なになに?! なにがあったの?? もしかして!?」

と、Hくんにお尋ねしてみたところ


「アップライトピアノを買ってもらいました!!

秘密にしておこうかなと思ったけど、

言いたくて言っちゃいました!」


それはそれは

晴れやかなお顔で、

そして、満面の笑みで

話してくれました。


そのあとは、3人で

「やった! よかった! おめでとう!」

の大喜び!


お別れは悲しかったけれど、

今までお世話になった電子ピアノの弾き収めをし、

しっかり「さようなら」をして、

新しいアップライトピアノをお迎えしたとのこと。

心根のやさしいHくんらしくて

ウルっときました。


Hくん保護者さま、

ピアノ環境を整えてくださって

本当にありがとうございます!


これからはきっと、

ご自宅のアップライトピアノで

よりタッチが安定し、

Hくんの奏でたい音を作る作業が

思う存分できることでしょう。

そして、

ますます表情豊かな演奏がおできになることでしょう。


ご自宅での練習に反映できるよう、

レッスンの方も

しっかり進めさせていただきたいと思います!







2025年3月7日金曜日

♪ 春休み、ないほうがいい ♪



 

昨日のレッスン開始前、

小学3年生のMちゃんと

小学校の春休みについて

おしゃべりしていたときのことです。


「ピアノ教室の春休みはいつなの?」

とMちゃんに聞かれて

「ん? ないよ?」

とお答えしたら、

「え!! ないの!?」

と、とても驚かれたので、

理由を説明すると…


とてもうれしそうに


「小学校の春休みは楽しみだけど、

ピアノ教室の春休みは、ないほうがいい。

レッスンに来たいから。」


と!


「そっかぁ♡」


かなりうれしかった私でした。



2025年3月4日火曜日

インスタグラム始めてみました




情報発信の場として

2014年にスタートし、

10年以上

こちらのブログを活用してまいりました。


この間、便利なツールが次々と出てきていて

なかなか面白そうなので、

その波に乗ってみたくなりました。


お恥ずかしいことに、

インスタに求められる写真撮影技術を

まったく持ち合わせていないため、

おそらくこちらのブログの方が

主体となるのではないかとは思っています。


でも…もし、よろしければ…ではありますが、

インスタの方も

のぞいていていただければ幸いです。

(@PIANO_TAKAKO_INOUE でご検索ください)


上記写真の『ごあいさつ』からスタート。

ブログともども

よろしくお願いいたします。

2025年3月3日月曜日

宇宙から星空までつながったコンサート

 首都圏ホール以外での

日本のコンサート鑑賞は

初めての経験。

そういった意味でも、

今回のコンサートはとても楽しみでした。


今回訪れた

札幌コンサートホールKitaraは、

1997年に建設された現代的なコンサートホール。

どの席に座っても最高の音を鑑賞できるよう作られているため、

3階席の私の席であっても、

細やかな表現や

瑞々しい表現をすべて聴きとることができました。

天井まで美しいロビー

優れた音響のホール








実はこの度、

角野隼斗さんの演奏が聴きたく

北海道まで足を運びました。



コンサートのテーマは

『宇宙』。

照明や、演出、そしてプログラム内容の随所に

『宇宙』

を感じることができた内容でした。


演奏してくださった曲のうちの数曲は、

現在、教室で生徒さんが取り組んでいることもあり、

レッスンへの学びもあった

とても有益なコンサートでした。





コンサート後、

素晴らしかったステージの感動で

高揚した気持ちのまま、

駅へ向かうべく中島公園の雪道を歩いていたところ…

前を歩く方が、

空を何度も何度も見上げていました。

「なんだろう? どうしたんだろう?」

と、つられて私も見上げてみたら…

東京ではとても見られない

見事なまでの満天の星空☆彡

「うわーっ! すごですね!! きれいですね!!」

と、見ず知らずの方にもかかわらず、

思わずその方へ話しかけてしまいました。


そして…

その方も

にっこり笑って

大きくうなずいてくださいました。


コンサート演出が続いているような

不思議感覚に陥った

すばらしい帰り道となりました。






最後に…

コンサートでアンコール2曲目に演奏してくださった

『ボレロ』は撮影許可されました。

もしご興味がありましたら、

下記URLにてご覧になってみてください。






2025年2月27日木曜日

雪の世界でのコンサート

 サントリーホール(2,006席)とほぼ同じ座席数を有する

2008席のコンサート会場。

世界屈指の音響。

数々の有名演奏家がそのステージに立っている。


どんなホールなんだろう…と

ワクワクしながら

北海道は札幌の地下鉄『幌平橋駅』に降り立ちました。


駅の階段を上がったその目の前には

ドーンっと大きなコンサート会場のはずが…

…一面の雪景色…


「あれ? 私、降りる駅間違えちゃった?」


と、何か確認できるものはないかと見回すと



現在地からはるか遠く

『札幌コンサートホール・KITARA』の文字が…

 

            


ホールまでは

スキー場のようなすばらしい雪質の道が続き、

人には、たまにすれ違うくらい。


極めて重度の方向音痴の私にとって、

ホワイトアウトと同じくらいの前後不覚となり

自信がなくなってしまいました。


そこに聞こえてきたのは

なんだかほっとする歌声とやさしい話声。


お散歩中の2歳くらいの女の子とママでした。

「すみません…ホールは…あるのでしょうか?」

とお尋ねすると

「ず~っとまっすぐ行ったところに標識があって、その先ですよ」

と、ご丁寧に教えてくださいました。


「この標識か!!!」

ここからは、自信をもってホール目指して無事到着。



はるか東京から飛行機に乗って

このホール目指し、到着!

達成感でいっぱいとなりました!!


どなたのどんなコンサートだったかは…

次のブログでお伝えさせていただきます♪

2025年2月11日火曜日

2025年度レッスン時間割完成しました!



お花屋さんに

春のお花がたくさん並ぶようになり、

春の訪れにワクワクしています。




この度、

おかげさまで、

ご在籍くださっている生徒のみなさまの

2025年度レッスン時間割を

完成することができました!!



今回は、

進級、進学だけでなく、

小学校合併による通学校変更に伴う下校時刻の問題なども加わり、

かつてない難しい調整でした。


そのような中、

生徒さま、保護者さまのご配慮に満ちた

あたたかいご協力により、

完成することができました。


今週より、決定のお便りをお配りいたします。


2025年度も

よろしくお願いいたします!


 

2025年2月1日土曜日

「弾く」≠「練習」


「ピアノの練習、してきた?」

とたずねると、

「してきた!」

と、自信をもって答えてくださる生徒さんが、

教室を始めたころから変わらず

一定数はいらっしゃいます。


でも…とても申し訳ないのだけれど、

練習をしてきたとは思えないその弾きっぷりに

「う~ん…してないでしょ?」

と聞くと

「した!」

と。


(なんなんだろう…この出口の見えない押し問答は…?)

と、長年もやもやしていました。


ところが、昨日、レッスンで

このやり取りをしていて

「はっ!」と気づきました。


生徒さんの『練習』したという定義と

私の『練習』したという定義が

そもそもずれていたのです。



「した!」と胸を張って答えてくださった生徒さんのにとっての『練習』は

とりあえずピアノのふたを開けて

弾きさえすれば

それが練習したカウントに。

その練習したという時間は、頭も身体も心もフラットな状態。


私にとってイメージする『練習』は

一人二役の真剣勝負。

先生はいないけれど

自分で先生役と生徒役をしながら…

「ここ、先生に注意されたでしょ?」→「取り出して練習しよう!」

「この細かい音符弾けてないよ?」→「リズムを変えてやってみよう!」

「表現の仕方どう?」→「ほかの人はどんな演奏してるんだろう?YouTube見てみよう!」

頭も身体も心もフル回転。



とはいえ…

遊びも勉強も他の習い事も忙しい生徒さんたちです。

ピアノの練習時間確保すら難しい日もあるはずなので、

一日一か所でも

「今日は、ここを工夫して取り組んでみた」

と胸を張って言える箇所があれば

一週間後のレッスンで、

その7か所は、輝きを放つはずです。

私は、それをすかさず見つけて

お褒めします。


ここまで書いてみて改めて気が付いたのですが、

ピアノの練習って、

いろいろなことが身につくんですね。

これを続けることができたら…

ピアノの演奏はもちろん上達し、

そのおまけとして

すばらしい人間力が培われそうですね。