発表会申し込みをスタートさせた今春のことです。
中学3年生のYちゃんは、
陸上部引退前の都大会を控え、
今夏の発表会を断念しました。
…それは、
9年間レッスンへ通ってくださっている中での
初めてのことでした。
Yちゃんのご選択は、もっともで
悔いのない走りをしてきてほしいな…と
気持ちを切り替えた私でした。
そして
時は流れ…
春から夏になり、
教室の方は
日を追うごとに発表会モード。
そのような中
Yちゃんのレッスンでは
普段通りのレッスンメニューを
進めさせていただいていました。
発表会目前の7月中旬。
普段は物静かなYちゃんが、
目をキラキラ輝かせながら
「中学校の合唱祭の伴奏を引き受けました!!」
と、レッスン開口一番に言ってくれました。
その表情を拝見して
「あぁ! そうか!
合唱祭での伴奏体験が
Yちゃんにとっての
今年の発表会なんだ!」
と、
とてもうれしく思いました。
(私の強引な解釈だったかもしれません…が💦)
そして伴奏練習に取り組むこと3ヶ月。
毎週毎週、
驚くほど上達していき…
表情豊かで
歌いやすく
そして
メリハリのある伴奏に仕上がりました。
本番当日。
聴きに行きたい気持ちをぐっと抑えて
私は
レッスン室でYちゃんのご成功をお祈りしていました。
うれしいことに
その翌日、
お母さまが
Yちゃんの演奏動画をお送りくださり、
拝聴することができました。
ピアノに向き合い、
私からの細かいアドバイスに応え、
悩んだりしながらも
Yちゃんが作り上げた曲が
大きな舞台で花開いている様子を拝見して、
涙が止まりませんでした。
Yちゃん!
今年の発表会は…
今まで経験したことないほど
大きな舞台での立派な演奏となりましたね!
素晴らしい伴奏をありがとう!