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2025年3月16日日曜日

『雨だれ』~ショパン~


 ショパンの曲には

表題がついていることが多いのですが、

実は、ショパン本人は

音楽に具体的な表題をつけることを反対していた人でした。

奏者が表題のイメージに縛られてしまうのではなく、

音そのものを大切に演奏することを望んだからなのです。


とはいえ…

ショパンの曲の表題は、ストンと落ちるような

絶妙なタイトルばかり…

なかなかうまくつけられています。


そのうちの一つの『雨だれ』。

この曲の作られた背景が

まざまざと目に浮かぶような名曲です。


現在、

この曲に取り組んでいる

中学2年生のNちゃん。


『雨だれ』のイメージに合った音を出したい!

曲の情景を理解して弾きたい!

ショパンが音に込めた想いを引き出す演奏がしたい!


という意欲に満ち溢れていらっしゃって、

集中してレッスンを受けるのはもちろんのこと、

ご自宅では、

練習に励むだけでなく、

CDやYouTubeをじょうずに活用し、

曲のイメージを膨らませて

レッスンに臨んでいらっしゃいます。


レッスンにて

曲の場面やショパンの心情をお伝えし、

楽譜のアナリーゼをして説明すると、

Nちゃんは

スポンジが水を吸うように理解し、

すぐさま音に反映するのです。


この曲に対してここまで

面白い反応を示してくださった生徒さんは

過去に何人いたかしら…

と思うほどです。


どんな

『雨だれ』の仕上がりとなるでしょうか。

楽しみでしかありません!!

2025年3月8日土曜日

さようならを…


 

昨日、

レッスンへいらした小学3年生のHくん。


レッスンが終わりごあいさつが済むと、

付き添ってくださったママのところに駆け寄り

何やら相談をしているご様子。


(私に話したいことでもあるのかなぁ?

何かあったのかなぁ?)


と、次の生徒さんのレッスンを環境を整えながら

ご様子をうかがっていたところ…


ママが

「実は!! 昨日、さようならしてきたんです (*^-^*)」


と、とても嬉しそう。


(んんっ? 悲しいお別れではない、何かいいことがおきたのかな?)


「なになに?! なにがあったの?? もしかして!?」

と、Hくんにお尋ねしてみたところ


「アップライトピアノを買ってもらいました!!

秘密にしておこうかなと思ったけど、

言いたくて言っちゃいました!」


それはそれは

晴れやかなお顔で、

そして、満面の笑みで

話してくれました。


そのあとは、3人で

「やった! よかった! おめでとう!」

の大喜び!


お別れは悲しかったけれど、

今までお世話になった電子ピアノの弾き収めをし、

しっかり「さようなら」をして、

新しいアップライトピアノをお迎えしたとのこと。

心根のやさしいHくんらしくて

ウルっときました。


Hくん保護者さま、

ピアノ環境を整えてくださって

本当にありがとうございます!


これからはきっと、

ご自宅のアップライトピアノで

よりタッチが安定し、

Hくんの奏でたい音を作る作業が

思う存分できることでしょう。

そして、

ますます表情豊かな演奏がおできになることでしょう。


ご自宅での練習に反映できるよう、

レッスンの方も

しっかり進めさせていただきたいと思います!







2025年3月7日金曜日

♪ 春休み、ないほうがいい ♪



 

昨日のレッスン開始前、

小学3年生のMちゃんと

小学校の春休みについて

おしゃべりしていたときのことです。


「ピアノ教室の春休みはいつなの?」

とMちゃんに聞かれて

「ん? ないよ?」

とお答えしたら、

「え!! ないの!?」

と、とても驚かれたので、

理由を説明すると…


とてもうれしそうに


「小学校の春休みは楽しみだけど、

ピアノ教室の春休みは、ないほうがいい。

レッスンに来たいから。」


と!


「そっかぁ♡」


かなりうれしかった私でした。



2025年3月4日火曜日

インスタグラム始めてみました




情報発信の場として

2014年にスタートし、

10年以上

こちらのブログを活用してまいりました。


この間、便利なツールが次々と出てきていて

なかなか面白そうなので、

その波に乗ってみたくなりました。


お恥ずかしいことに、

インスタに求められる写真撮影技術を

まったく持ち合わせていないため、

おそらくこちらのブログの方が

主体となるのではないかとは思っています。


でも…もし、よろしければ…ではありますが、

インスタの方も

のぞいていていただければ幸いです。

(@PIANO_TAKAKO_INOUE でご検索ください)


上記写真の『ごあいさつ』からスタート。

ブログともども

よろしくお願いいたします。

2025年3月3日月曜日

宇宙から星空までつながったコンサート

 首都圏ホール以外での

日本のコンサート鑑賞は

初めての経験。

そういった意味でも、

今回のコンサートはとても楽しみでした。


今回訪れた

札幌コンサートホールKitaraは、

1997年に建設された現代的なコンサートホール。

どの席に座っても最高の音を鑑賞できるよう作られているため、

3階席の私の席であっても、

細やかな表現や

瑞々しい表現をすべて聴きとることができました。

天井まで美しいロビー

優れた音響のホール








実はこの度、

角野隼斗さんの演奏が聴きたく

北海道まで足を運びました。



コンサートのテーマは

『宇宙』。

照明や、演出、そしてプログラム内容の随所に

『宇宙』

を感じることができた内容でした。


演奏してくださった曲のうちの数曲は、

現在、教室で生徒さんが取り組んでいることもあり、

レッスンへの学びもあった

とても有益なコンサートでした。





コンサート後、

素晴らしかったステージの感動で

高揚した気持ちのまま、

駅へ向かうべく中島公園の雪道を歩いていたところ…

前を歩く方が、

空を何度も何度も見上げていました。

「なんだろう? どうしたんだろう?」

と、つられて私も見上げてみたら…

東京ではとても見られない

見事なまでの満天の星空☆彡

「うわーっ! すごですね!! きれいですね!!」

と、見ず知らずの方にもかかわらず、

思わずその方へ話しかけてしまいました。


そして…

その方も

にっこり笑って

大きくうなずいてくださいました。


コンサート演出が続いているような

不思議感覚に陥った

すばらしい帰り道となりました。






最後に…

コンサートでアンコール2曲目に演奏してくださった

『ボレロ』は撮影許可されました。

もしご興味がありましたら、

下記URLにてご覧になってみてください。