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2018年8月7日火曜日

フェルメールの絵画から 楽器紹介

本日も
いのうえピアノ教室ブログ『Capriccioso』を
ご覧いただきありがとうございます。

先日
横浜そごうにて開催中の
『フェルメール 光の王国展2018』を
鑑賞してきました。

今回、とても興味深かったのは
フェルメールの絵画に登場する楽器を再現し
展示してあったことです。
(コンサートも開催されています。)
現存するフェルメールの絵画は
数少ないにもかかわらず
その貴重な作品には
驚くほど多くの
楽器が描かれているのです。

フェルメールにとって
音楽が身近な存在だった…ということを
うかがい知ることができます。

こちらの絵画展では
写真を自由に撮影できたので
展示品のうち
ピアノの仲間である
『チェンバロ』と『ヴァージナル』を
下記にご紹介します。

『チェンバロ』も『ヴァージナル』も
見た目は鍵盤楽器のピアノと似ていますが
実は
ハンマーでたたいて弦を振動させるピアノとは異なり
爪ではじくことによって弦を振動させる構造のため
音色が繊細で独特です。


チェンバロ
鍵盤に対してまっすぐ奥に張られている弦
美しく装飾されたチェンバロ内部


次にご紹介するのは
フェルメールの絵画
『ヴァージナルの前に座る女』
『ヴァージナルの前に立つ女』
などに登場する
楽器『ヴァージナル』です

3オクターヴほどの鍵盤数のヴァージナル

鍵盤に対して平行に張られている弦

美しい植物が描かれた内部

本日のブログ最後に…
フェルメールの作品を一枚ご紹介したいと思います。


真珠の耳飾りの少女



色鮮やかなフェルメールブルー…
涼やかな風を送り込んでくれるようです。