ROYAL ACADEMY OF MUSICの ミュージアムは、
弦楽器のフロアと
鍵盤楽器のフロアに分かれています。
リフトが工事中だったため、
館内案内の方に
弦楽器フロアの扉のところまで案内していただき、
「ご自由にどうぞ…」と
その方は、元の通路を戻っていかれました。
おそるおそる弦楽器フロアの扉を開けてみたところ、
…なんと入館者は、わたし一人だけでした。
入ってすぐ目に入ったのは、
メンデルスゾーン『真夏の夜の夢』の自筆譜!
| 『真夏の夜の夢』の自筆譜 |
メンデルスゾーンは、裕福な家庭に育ち、
幼い頃より高い教育を受け、
音楽だけでなく絵画の才能もありました。
とてもていねいに美しく仕上げられているこの楽譜。
彼の受けてきた教育の高さとお人柄、
そして美的感覚に優れている様が
表れているように感じました。
そして
このフロアには驚くべき名器がいくつも展示されていました。
| アマティのヴァイオリン |
これらの楽器の値段(数億、数十億?)を考えると、
係員もいないこのフロアに
私一人でいてよいのだろうかと
不安になってしまうほどでした。
(ほどなくして、カリフォルニアからいらしたという
ご夫婦が入ってきて、ホッとしました)
このフロアには
ヴァイオリン名手の方にまつわる展示物もありましたので、
次のブログにてご紹介させていただきたいと思います。