こちらのピアノ
なにか…
不思議な感じがしませんか?
鍵盤の下を
よ~くご覧になってみてください
ペダルの数たるや!!!
いったい、いくつあると思いますか?
影も写ってしまったので少し見にくいのですが、
その数…
なんと6本!
通常のペダルの数が3本ですので、
倍の数のペダルがズラリ。
(ムカデに似ているかも…)
と、ちょっと思ってしまいました。
左から
1番目…アクションを横に動かし、3本中の2本の弦をたたくペダル
2番目…紙製の円筒を弦上におろし、低音域でブザー音のような効果を生み出すペダル
3番目…音が伸びて響き続ける、私たちが一般的にイメージするペダル
4番目…ハンマーと弦の間に二層のウール布を挿入し、ごく弱い音色にするペダル
5番目…ハンマーと弦との間に一層のウール布を挿入し、弱い音色にするペダル
そしていよいよ6番目!!!
こちらがこの度、ご紹介したかったペダルです!
世界最古の軍楽隊(トルコのイェニチェリ)の打楽器を模倣して作られており、
ベル、シンバル、ドラムで構成されているペダルなのです。
ピアノの中に楽器が入ってるなんて…発想がユニーク!
低音域弦の左端(屋根の付け根)に
ベルが付いているのを見つけました!
モーツァルトの『トルコ行進曲』を演奏するためのピアノが
存在するとは聞いていたのですが、
まさかロンドンで出会えるとは思っておらず、
大感激してしまいました!
この楽器は、ペダルの数だけでなく
装飾も凝っていて、
見ていて飽きませんでした。
今回、このピアノの音色を聴くことはかなわなかったのですが
想い続けていた楽器に出会えて
大満足。
さて…
こちらにて、
夏休みの音楽自由研究は
これでおしまいです。
夏休みである8月中にアップすべきところ
二学期にずれ込んでしまって…
宿題をきっちり仕上げて始業式に提出した
学生生徒のみなさんには顔向けできませんが ( ;∀;)
今回の夏の学びを
レッスンへ取り込んで
みなさまへお伝えしていきたいと思います。