「この音から始まる曲の名前
知りたいんだけどな~。
学校で下校の時に流れる曲で
ずっと気になってて。」
と小学3年生のDくん。
鍵盤に向かうやいなや
♭レの音を
「ポーン」
と響かせてくれました。
そしてその続きをハミングで
歌ってくれました。
「最初の音、聞き分けたの?!」
と、まずびっくり!
音の高さまで正確だったことに
2度びっくり!!
なんと、その曲は
フランスの作曲家、ドビュッシーの
『亜麻色の髪の乙女』でした。
ドビュッシーの写真と『亜麻色の髪の乙女』譜
|
なんと、楽譜がちょうどピアノの上にあるではないですか!!(゚ロ゚屮)屮
(決して環境が整っているというわけではなく
いつも山積みになっているので
大抵の曲は引っ張り出せるのデス。)
「ちょっと弾いてみようか。」
と言うと
Dくん、わざわざ椅子を持ってきて
両手両足をそろえてちょこんと座り
かしこまって聴いてくれました。
「あ~これだ!これこれ!」
と、それはそれは嬉しそうな顔をしてくれました。
…正確な音を聞き取るというのは
非常に難しいことなのです。
それなのに、♭レという複雑な音を
聞き取り、高さまで記憶し
ピアノの鍵盤で実際に奏でることができたとは…!
素晴らしい能力です。
良い耳と、キラリと光る感性を持っているDくん。
幼稚園の頃
「ピアニストになるんだ!!」
と言っていたよね。
来週も待ってるよ!